最近のトラックバック

小説

  • クリストファー・プリースト: 奇術師
    これは、映画化(2006年)されて、小説と合わせて観ると面白い。 タイムマシンをテーマに描いた作品で、読み応えがある。 (★★★★)
  • 小川洋子: 薬指の標本
    彼女の感性が研ぎ澄まされている作品で、フランスで映画化された。彼女の小説の中で一番好きな小説だ。彼女の小説を全部端からから読んでもやはりこの小説が個人的には一番好きだ。 (★★★★★)
  • ジェフリー・フォードの: 『白い果実』
    ジェフリー・フォードの3部作の一つで、未来幻想小説。 『記憶の書』、『緑のベール』と読み進むと作品の全体像が明らかになるが、『緑のベール』では主人公(語る人)が別人になる。 なかなか以外な結末で、彼の探偵小説や主人公が絵描きの 小説もなかなかの読みごたえがあり、他の作家とかなり違い、新鮮な感じを受けた。 (★★★)

作品リスト

  • 眠れるエリニュエス
    最近制作した作品を紹介します。
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2019年10月

2019年10月11日 (金)

中之条ビエンナーレ最終日

ビエンナーレ3日目は

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9月22日(日)に行った。

佐渡温泉の旧沢田小学校

作品の浅見さんの現在の青図

(日光写真)のワークショップ

なども面白かった。

曽根さんの風のカーテン

軽やかな作品である。

 その後、大岩炭焼き小屋

の近くの大岩のインスタレーション

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は自然との共振を感じられる

作品であった。

 その後、赤岩地区の

長英の湯に行ったらすでに

温泉が廃止されていた。

少子化や運営面などで

採算が合わないのかも

しれない。

 赤岩地区の各会場

を歩いて回って、スタンプ

ラリーのカードにすべて

スタンプが押されたので

記念グッズをもらおう

としたら、グッズが

足らない関係で後日

自宅に郵送されるこ

とになった。

 帰宅の帰路で八ッ場ダム

の完成が近いのを知り、

やっと完成かと、その

長い道のりに感慨深い物

を感じた。

2019年10月 5日 (土)

原田マハの本を読む

先日原田マハの本

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『美しき 愚かものたちの

 タブロー』を読んだ。

これは、先月行われた

国立西洋美術館の設立60

周年の記念行事と

関連した、小説である。

 松方コレクションがどの様に

して、国立西洋美術館で

展示されるようになったのか

を丹念に描いた小説

(ノンフィション)である。

私が何時もこの美術館を

訪れた時、常設展で見かける

作品はこんな困難な時代

を経て、ここに展示されて

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いるのか知らなかったの

だが・・・。

 松方幸次郎の思いや

戦時中にナチスから作品

を守った人や、フランス

から吉田茂がどうやって

この作品を日本に

取り戻すことが出来たのか

が分かった。

 感動の実話がそこF0104004_1203568

にあった。

ゴッホのあの有名な

アルルの寝室の絵は

今、フランスのオルセー

の美術館の所有になって

いるが、本来は上野の

この美術館にあって

しかるべきなのである。

この絵はフランスから

返還されなかったのだ。

描いた本人も、松方も

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すでに故人なのだが

作品は永遠に残って

ゆくだろう。

 先日NHKの日曜美術館

でモネの睡蓮の修復

を放映していたが

その作品も松方のコレクション

だったのだ。

 作品の裏側に色々な物語

があると言うのを今更ながら

実感した。

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