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2013年6月 5日 (水)

『花鳥の夢』を読む

少ない時間を使って『花鳥の夢』を読む    Img_new

著者は山本兼一さんだが、

『利休にたずねよ』の作者でもある。

『等伯』 上、下巻 の 安部 龍太郎

の本の感動のまま読み進めたの

だが・・・。

 こちらは永徳の内面の葛藤を中心に

描いている。

初めの等伯の妻になる きよ 

永徳が惚れてしまうところは少し

納得のいかない部分だ。

 等伯とのライバル心を全面に

出したかったのだろうが、

はたしてきよがほんとうに絵描き

だったのか疑問だ。

 『等伯』の本とは別物と考えれば

それで良いのだろう。

 山本さんは日本画の知識が豊富

で、あたかも狩野永徳の横でレポート

しているように文章を書いている。

すごいものだと感心する。

 実際残されている永徳や等伯の

作品もすごいものだ。

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