- クリストファー・プリースト: 奇術師
これは、映画化(2006年)されて、小説と合わせて観ると面白い。
タイムマシンをテーマに描いた作品で、読み応えがある。 (★★★★)
- 小川洋子: 薬指の標本
彼女の感性が研ぎ澄まされている作品で、フランスで映画化された。彼女の小説の中で一番好きな小説だ。彼女の小説を全部端からから読んでもやはりこの小説が個人的には一番好きだ。 (★★★★★)
- ジェフリー・フォードの: 『白い果実』
ジェフリー・フォードの3部作の一つで、未来幻想小説。
『記憶の書』、『緑のベール』と読み進むと作品の全体像が明らかになるが、『緑のベール』では主人公(語る人)が別人になる。
なかなか以外な結末で、彼の探偵小説や主人公が絵描きの
小説もなかなかの読みごたえがあり、他の作家とかなり違い、新鮮な感じを受けた。 (★★★)
今日は連休なので
朝から制作をする。
何とか作品は完成した。
初めの作品より、少し
良くなった・・・かな。
( リン )
おとうさん、これで完成
なの?
この穴だったところに
何を入れたの?
( おとうさん )
ここには、パラフィンろう
を入れて熱で溶かしたんだよ。
( バニー )
この青い針金は何?
なんだか少し浮いているね。
( おとうさん )
そうだね、これは画面の
流れを意識して入れたんだ。
この間は、色が白だったけれど
今回は青色にしてみたんだ。
( リン )
これがないとぼくたち、ここに
座れたのにね・・・。
( バニー )
わたしたち、ここにいたら
寒くて、風邪をひいてしまうわ
早く母屋に行きましょう。
( おとうさん )
そうだね、おとうさんも少し
のどが痛いな・・・風邪かな
・・・。
( リン )
おとうさん、作品
仕上がったようだね!
ぼくたちが、こたつで
お留守番している間に
作品を作っていたのかな?
( バニー )
この色は何の色なの?
( おとうさん )
これはスタイロホームの上
に紙漉きをして、色を蜜蝋
と絵具を混ぜて塗った上に
薄い紙を貼ったんだよ。
( リン )
このはりがねは何?
それは、画面の中に
動きを入れたくて
入れてみたんだ。
( バニー )
この右上の丸い部分
は何?
( おとうさん )
ここは、パラフィンを溶かして
色を付けて作ったんだよ。
水や空気の動きをイメージ
して入れたんだよ。
でも、まだもう一つの作品を
作らないといけないな・・・。
( バニー )
わたしたち、寒がり屋さん
だから、リンちゃんとこたつで
お留守番しているから・・・
おとうさん、がんばってネ!!
今回もパネルから制作して
スチロールを中に敷いた。
中に空洞を入れたのは
少し空間を入れてメリハリ
を作りたかったからだ。
( リン )
おとうさんこの中温かいよ!
( バニー )
ここに温泉のお湯が入れば
良いネ!
( おとうさん )
みんな、制作の邪魔をしないで
下さい!
次に再生紙でスチロールを
コーティングします。
( リン )
おとうさん、この茶色い粒は
何かな?
( おとうさん )
これは、珈琲豆の粉だよ。
珈琲のだしがらだね。
( バニー )
コーヒーより、ニンジンの
ほうが良いのに・・・。
( おとうさん )
そうかな・・・?
おとうさんお金が無いから
廃材を基にして制作して
いるんだよ。
( リン )
僕たちごみの中にいるみたい!
( バニー )
リンちやん、これはおとうさんの
作品よ・・・でもなんか臭うわね・・・。
( おとうさん )
珈琲のだしがらは脱臭効果
があるから大丈夫だよ!
今日テラコッタを800度で
焼成して自宅へ持って来た。
窯を開けて直ぐの頃は40度
ぐらいで、すぐに今日の外気温
ぐらいに下がった。
( バニー )
この人たちは、日焼けして
茶色の肌になったね。
800度で焼くと白かった
肌が小麦色になるんだね。
( リン )
今度はお化粧した写真も
あるね。
( おとうさん )
この色は蜜蝋と顔料を混ぜて
着色する、エンコスティックと
う技法で色を付けているんだよ。
( バニー )
おとうさん、右の人の髪の毛
をとめているところが
光っているけど、何・・・。
( おとうさん )
これは金箔、と銀箔を貼った
んだよ。
今日は二階のアトリエの
室温が39度近かったけ
れど、風が吹くと箔が飛
んでいくから汗をかきな
がら箔を貼ったんだよ。
( リン )
寝ている人はいつ
起きるのかな・・・。
この間からテラコッタ粘土で
作品を作っています。
試作ですが、粘土の可能性
を考えて、自分の制作の
中に生かせれば良い
のですが・・・。
( バニー )
だんだん人が増えているね。
この人達はどんな人なの。
おとうさんの知り合いかな?
( リン )
寝ている人もいるよ!
朝からずっと寝ているけど
何時起きるのかな?
( おとうさん )
この人達は今度窯で素焼き
するんだよ。
( バニー )
おとうさん・・・素焼きって
何?
( おとうさん )
素焼きと言うのは800度で
窯の中で焼くことだよ。
そうすると、陶器のように
固くなるんだ。
( リン )
そんなことしたら、かわいそうだよ!
( バニー )
焼いたらどうなるんだろう?
800度ってどんな感じなんだろう
・・・。
今日は、テラコッタと
言う粘土で、作品を作ったよ!
この粘土は、焼くと固くなって
陶器のような固い作品になるんだ。
( バニー )
おとうさん・・・この人は誰?
道に落ちて困っていた人
を拾って来たの?
( リン )
この人の名前は何て言う
の・・・。
この人、裸で泥だらけだよ。
( おとうさん )
そんなことより、この間
の鳩の雛なんだけど・・・
何処かへ、いなくなったんだよ。
おかあさんが、新しい巣に
連れて行ったのかな?
( バニー )
おとうさんが、何時もこっそり
雛を見ていたから、おかあさんが
心配して巣を他に作って
家出をしたんだよ・・・きっと。
( リン )
ぼくも心配だな・・・。
教員展の作品が完成した。
なかなか時間が掛かったが
なんとか完成した。
もう一つの作品は
今制作途中だ。
これも早急に完成したい。
今回はワイヤーを組み込み
する為に、作品内部に凹み
を作り、そこにワイヤーを
収めた。
今回は基底材をスタイロホーム
にしてその上に紙漉きをした。
教員展の展示も近づいた。
なかなか作品の制作が進まない。
それでも紙漉きをして、下塗りを
した。それが右の作品である。
それから、エンコスティックの作業
をし、パラフィンの流し込みをした。
(リン)
おとうさん、この穴は何かな?
(バニー)
この穴はきっと、落とし穴だよ!
こんなところに落ちたら危ないよ。
(おとうさん)
これは今度の作品だよ。
今、作っているところだから
じゃましないでネ。
(リン)
そんなこと言わないで
おとうさん・・・ぼくらと遊ぼうよ。
(おとうさん)
今はそんな時間が無いんだよ。
君たちも、おとうさんの仕事場
に来ないで、炬燵で温まって
いなさ。
(バニー)
そんなこと言うと・・・おとうさん
が勤めている学校へついて行く
から・・・。
(おとうさん)
それだけは止めて下さい。
・・・それともまさかすでに
隠れて来ていたのかも
・・・。 危険!!
(リン)
ふふふ・・・
展示作品を宅急便で銀座へ送る。
昨日は、会場で作品を展示しようと
梱包を開けたら、アクリルのケース
がひび割れていて、がっかりした。
しかたなく、日曜にアクリルを切って
作り替えをした。
いろいろなことが起こるが、とにかく
ベストを尽くすことが重要である。
展示当日、上野の国立博物館
の台湾の故宮博物館の作品を観に行った。
あの有名な石の白菜も石の肉も今展示
されていなかった。
時期が悪かったのだ。
しかたなく、東洋館に展示されていた
石の柘榴を観て帰ってきた。
この作品もすごいものだ。
最近は展示会も近いのに
先月作った梅の天日干し
をしている。
梅雨があけて、今は梅を干して
作品のカバーを制作して明日
作品を東京に宅急便で送る。
作品のアクリルカバーは数ミリ
の誤差で修正が数回あった。
疲れや熱中症の為か、この誤差や
間違いなどが続いて困惑した。
それでもなんとか今日は五時に起き
て、朝から制作して完成させた。
後は、タイトルを考える仕事だ。
アイスコーヒーを飲みなが、
もう一仕事、頑張りたいと思います!!