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小説

  • クリストファー・プリースト: 奇術師
    これは、映画化(2006年)されて、小説と合わせて観ると面白い。 タイムマシンをテーマに描いた作品で、読み応えがある。 (★★★★)
  • 小川洋子: 薬指の標本
    彼女の感性が研ぎ澄まされている作品で、フランスで映画化された。彼女の小説の中で一番好きな小説だ。彼女の小説を全部端からから読んでもやはりこの小説が個人的には一番好きだ。 (★★★★★)
  • ジェフリー・フォードの: 『白い果実』
    ジェフリー・フォードの3部作の一つで、未来幻想小説。 『記憶の書』、『緑のベール』と読み進むと作品の全体像が明らかになるが、『緑のベール』では主人公(語る人)が別人になる。 なかなか以外な結末で、彼の探偵小説や主人公が絵描きの 小説もなかなかの読みごたえがあり、他の作家とかなり違い、新鮮な感じを受けた。 (★★★)

作品リスト

  • 眠れるエリニュエス
    最近制作した作品を紹介します。
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2014年6月 6日 (金)

展覧会の案内

 7月に私の展覧会があるので、

その告知をします。

Tenrankai

場所は東京銀座の福山画廊

日時は7月28日(月)~8月9日(土)

二人展です。

 

 オブジェ作家どうしの展示です。

喜屋武さんは沖縄出身で、今は

東京に住んでいます。

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 息子さんは沖縄芸大の教授

だそうです。

 私は最近4月の工房の展示会

(造形教室の2年に一度の展示)

から忙しすぎて、なかなか落ち着いて

制作出来ていません。

 それでも二階のアトリエで作品

に手を入れる時間は本当にImg_1060

自分が生きているという実感がします。

 先日 『アンネの日記』 や写真集

などを読んでいたこともあり、ハガキ

の作品のタイトルは『日記』にしました。

 

 少女の後ろ姿はアンネではない

のですがアンネをイメージしています。

 フェルトを固めて、一つ一つの彼女の

Annne

思いを日記の一ページのようにしました。

日記を読むと、やるせない思い以上に

彼女の前向きな姿に感動しました。

 

 生きる意味は自分が作り出して

いかないかぎり見つけられないと

思います。彼女は戦火の厳しい

なかにあっても前向きに生きたこと

が皆の感動を得ているのだと思う。

 日記を守ったミープさんもすごい人

だし、小川洋子さんのエッセイで知った

彼女の様々なことも、私の作品の中に

大きな影響を残したと思います。

 今回の展示作品も、自分のベストを

尽くして制作してたいものです。

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2014年4月10日 (木)

白川氏のだ・だ・だ展を観て

先日、白川氏のだ・だ・だ展を観に行った。

工房の展示前に前橋のアーツ前橋に行った。白川さんとは昔、山の学校で一時期一緒に働いていたので、いろいろと思うところがある。

昨年、白川さんの奥さんが亡くなり、そのお悔みに行ってきたばかりなので・・・。

さぞ奥さんも晴れの作品を観たかっただろうにと思う。

 作品は、海外で制作したメモや『日本のダダ』の展示写真、そして地域の取り組んだ作品などの構成であった。

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その他に奥さんへのオマージュか、Tomoko  Light と言う作品があった。

白川さんの経歴の中に、ヨゼフ ボイスとの対談とか、ダライラマとの対談というコメントがあったが・・・驚きである。もともとは、哲学をやりたくてヨーロッパに渡った人なんだと思う。群馬にも、こう言う人がいるとゆうことは誇れることである。

多少なりとも、こう言う人に知り合えたと言うことは何かの縁なのだろう。

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2014年4月 3日 (木)

工房の展示

工房の展示が終了した。

Rarakanra

3月27日(木)~4月2日(水)まで

『ら・ら・かんら』で展示した。

図書館に来た子供が何人か

観にきて盛況?のうちに

なんとか終わることができた。

作品の数は、188点で参加

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メンバーは14人、そして私

の作品も展示した。

 

 この時期桜が満開になり

こぶしや水仙などの花が

咲き乱れているのだが

なかなか、じっくり観る気分

ではなくて毎日が忙しい。

 一日身体を休ませ、頭も

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少しリフレッシュさせて、

新学期に臨みたい。

 

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2014年3月24日 (月)

 先日、鈴木萩乃さんの

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遺作展を観に行ってきた。

彼女は私が今、勤めている

高校の元講師であった。

彼女の亡くなる前に私が

その仕事を引きついたのだ。

 

彼女はお葬式もなくて、亡くなった

ことも、人から聞いたのだが

色々無念であっただろうと今

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思う。

 彼女は静岡県出身で

金沢市立芸術工芸大学の

卒業で、群馬県に来てから

公共物の壁画などを制作

していた。作品は絵画から

廃材を作品に使用したりし

ていて、なかなか面白い

作品であった。

  もう少し生きていたら・・・。

今、私たちが生きる中になにか

見出すことができるそのことを

真剣に見つけなければと思う。

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2014年3月 2日 (日)

工房展示の開催が決まる

 今年3月からの工房の展示

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の準備をしている。

案内ハガキができて、後は

広報の仕事や展示説明会

(父兄に対しての)をする。

それと・・・明日は高校の

卒業式に出かける。

毎年、この時期は身が

引き締まるのは、寒い

だけではない季節の変わる

一番大事な時期だからである。

 

ひな祭りの準備も先日した。

お雛様の笏がなかったので

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木を削って制作した。

菱餅、ひなあられなど・・・

できることはしてみたのだが。

 お祭りをするこの家には

おじさんの私一人である。

まあ時々教室に子供が来るから

良しとしよう・・・。

なかなか毎年片付けが遅くなり、

かなり出しっぱなしにしていたが

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今回は早めに展示したから

・・・。

下の写真は貝で作られたおひな様

これも缶から出して展示した。

この仕舞っていた缶が無くて、

かなり探してようやく

見つけだすことができた。

1年に一回なので飾る

ことができて良かった。

自分の畑から、梅の花

を切ってビンに入れて

供えた。

 明日は 3月3日 ひな祭り だ。

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2014年3月 1日 (土)

五美大展を観に行く

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 六本木へ 五美大展 を観に行く。

木曜日は夜定時制高校の仕事が

あって帰りは16時までに高碕に

帰らなければいけなかったので

行くことを迷ったのだが・・・。

朝5時に起きて、気が付いて

いたら高碕線で上野行きの

電車に乗っていた。

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とにかく会場に着くと9時30で

展示会場には、人がいなくて

10時から全部駆け足で観た。

 今回の展示は一言でいうと

迫力が以前の五美大展示

よりなかった。 展示の中では

やはり時代の流れで、かわいい

とか アニメ的作品 が多かったが

写実の作品もあり、興味を持って

観た。 この アンチ かわいい 

と言う作品と思われる、キティちゃん

に 蛆 がわいたオブジェは大きさ

は小さいが、今の時代を反映している

と思った。

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 それから、 ウォーホール展 

森美術館で観た。 忙しかったが

これを見逃す訳にはいかない。

 後期の作品はあちこちで観た

のだが、初期の手書きのドローイング

作品は観ることが出来て良かった。

 高碕駅に着いて、スタバでひと息

入れて定時制の仕事をこなして

帰宅したのは、21時を過ぎていた。

ウォーホール が亡くなったのは

今の私の年齢だ。

色々と・・・考え深いものがある。

 

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2014年2月21日 (金)

大雪の中

甘楽町長岡記念美術館に

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ボッカチオ生誕700年記念絵画展

を観に行く。

 その帰りに、ジェス君に会いに

行ってくる。

金曜の仕事の帰りに何時もジェス君

に会いに行くのだが、この大雪で

どうしているのか・・・。

会いに行くと、すでに雪かきをして

もらっていて、フェンス越しにこちら

を見ていた。

 私を鼻で確認してから、指を

なめているジェス君。

少したそがれているが恍惚のImg_0685

表情でもある。

 自宅に戻り今度は制作途中

の作品を写真に撮る。

まだ、紙漉きして、乾燥させた

状態で、これから制作して行く。

まるで裸の赤ちゃんのようだ。

これから色づけをして行く。

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2014年2月10日 (月)

大雪が降る

 大雪が降って教室は、

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土曜、日曜が休講になった。

この周辺は雪かきを総出

で行い、なんとか生活

道路の雪かきができた。

そのおかげで、日曜日は腰

が辛くて、炬燵で横になっていた。

 今日月曜日は、工房の展覧会

のハガキ作りをした。

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 先日作った雪だるまの写真を

載せて置く・・・少しグロテスクかな?

この大雪は、16年ぶりとかで・・・この

時期の大学入試の受験生は大変だ。

 私の時も雪が降って、遅れて試験を

受けた記憶がある。

(入試時間が遅れた)

大学入試の朝、私はアルバイトの

新聞配達をしてから受験をした。

かなり昔の話なのだが・・・。

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2014年2月 1日 (土)

作品制作と読書

小川洋子の

『注文の多い注文書』を読む。Th

これはクラフト・エヴィング商会との

共著と言う形で、ない物あります

のバージョン作品と言うところだ。

ジョセフ、コーネル的なBOXアート

のような、はたまた推理小説のような

空想の遊びを取り入れたところが

みそなのだろう。

かなり作者同志が遊んでいる

ところがある。

私としては面白かったのだが

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もう少し作品に物足りない

ところを感じる。

 それから最近の

私の作品をブログに掲載しておく。

上の部分は、懐中時計のふた

で、中は写真が入っている。

眠る人のバージョン作品だ。

ワイヤーや、下の台の金属部分

それから木の廃材から作られ

ている。これもかなり時間が

掛かった。

 制作時間と言うより作品

としてまとめるのに時間が

掛かったのだ。

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2014年1月30日 (木)

芸大卒業展を観る

東京芸術大学の卒業展

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を観に行った。

仕事(定時制)を休んで

朝から上野公園に行き、

まず、東京都美術館で絵画

彫刻を観た。

一番興味があったのは

やはり、学生が今の時代

をどう感じて制作しているか

である。時代を反映した

作品に出合える楽しみ

がある。漆の彫刻やステンドグラス

の作品などは斬新な感覚

があった。芸大の学部内展示

ではインスタレーションやアニメ

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風の作品は一頃より少なくて、

代わりに、ビデオ映像が多かった。

それから動きのある彫刻や昔ながら

の油絵が逆に斬新に観えた。

また、ペットの死をテーマにして

我が家の飼いイヌをリアルに作り

口に酸素吸入器を差し込み

あたかも治療中の様相を再現

したものもあった。

まるで生きている様にお腹が

膨らんだり縮んだりを繰り返して

いる作品があり、観客の注目

を浴びていた。

 かなり刺激的な一日であった。

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