- クリストファー・プリースト: 奇術師
これは、映画化(2006年)されて、小説と合わせて観ると面白い。
タイムマシンをテーマに描いた作品で、読み応えがある。 (★★★★)
- 小川洋子: 薬指の標本
彼女の感性が研ぎ澄まされている作品で、フランスで映画化された。彼女の小説の中で一番好きな小説だ。彼女の小説を全部端からから読んでもやはりこの小説が個人的には一番好きだ。 (★★★★★)
- ジェフリー・フォードの: 『白い果実』
ジェフリー・フォードの3部作の一つで、未来幻想小説。
『記憶の書』、『緑のベール』と読み進むと作品の全体像が明らかになるが、『緑のベール』では主人公(語る人)が別人になる。
なかなか以外な結末で、彼の探偵小説や主人公が絵描きの
小説もなかなかの読みごたえがあり、他の作家とかなり違い、新鮮な感じを受けた。 (★★★)
年末から今年の始めに
かけて、山の畑の手入れ
を始めた。
かつてここは、桑畑
で、養蚕を父がしていた
頃は、手入れをして
いた。
しかし、父が亡くなって
10年もの間、耕作放棄地
になっていたのを
今回、全面的にきれいに
し始めたのだ。
初めは一面の篠竹
群生地で、ゆずの大木
が見えなかったのだが
なんとか、篠竹をノコギリ
で刈って、空が見えるように
した。
今度は木を切って地面を
きれいにしたい。
ここまでが、一週間掛かった
のだから・・・。
この先どれほど時間が
掛かるか分からない。
ひとまず、ゆずは
収穫して、ゆず湯に
入り、マーマレード(ゆず)
を作って食べた。
隣の畑からは、赤城山
がはっきり見える。
ビエンナーレ3日目は
9月22日(日)に行った。
佐渡温泉の旧沢田小学校の
作品の浅見さんの現在の青図
(日光写真)のワークショップ
なども面白かった。
曽根さんの風のカーテンも
軽やかな作品である。
その後、大岩炭焼き小屋
の近くの大岩のインスタレーション
は自然との共振を感じられる
作品であった。
その後、赤岩地区の
長英の湯に行ったらすでに
温泉が廃止されていた。
少子化や運営面などで
採算が合わないのかも
しれない。
赤岩地区の各会場
を歩いて回って、スタンプ
ラリーのカードにすべて
スタンプが押されたので
記念グッズをもらおう
としたら、グッズが
足らない関係で後日
自宅に郵送されるこ
とになった。
帰宅の帰路で八ッ場ダム
の完成が近いのを知り、
やっと完成かと、その
長い道のりに感慨深い物
を感じた。
先日原田マハの本
『美しき 愚かものたちの
タブロー』を読んだ。
これは、先月行われた
国立西洋美術館の設立60
周年の記念行事と
関連した、小説である。
松方コレクションがどの様に
して、国立西洋美術館で
展示されるようになったのか
を丹念に描いた小説
(ノンフィション)である。
私が何時もこの美術館を
訪れた時、常設展で見かける
作品はこんな困難な時代
を経て、ここに展示されて
いるのか知らなかったの
だが・・・。
松方幸次郎の思いや
戦時中にナチスから作品
を守った人や、フランス
から吉田茂がどうやって
この作品を日本に
取り戻すことが出来たのか
が分かった。
感動の実話がそこ
にあった。
ゴッホのあの有名な
アルルの寝室の絵は
今、フランスのオルセー
の美術館の所有になって
いるが、本来は上野の
この美術館にあって
しかるべきなのである。
この絵はフランスから
返還されなかったのだ。
描いた本人も、松方も
すでに故人なのだが
作品は永遠に残って
ゆくだろう。
先日NHKの日曜美術館
でモネの睡蓮の修復
を放映していたが
その作品も松方のコレクション
だったのだ。
作品の裏側に色々な物語
があると言うのを今更ながら
実感した。
保育園に作品を寄贈
したので、その展示
を観に行った。
場所は富岡市下高瀬
292番地で、
桜こども園たかせ
と言う保育園である。
園長さんが小学校・中学校
の時の同級生で新井園長さん
と言う方です。
私の個展を今年観に来て
頂いた時に寄贈の話になり、
自宅まで来て頂き、
作品を運んでもらいました。
そして、今月展示
したとのことでした。
早速今日、午後1時頃
観に行きました。
園児が集まるホールに
展示してあり、中央に蜻蛉
の作品、両脇に縦長の
紙漉きの作品を展示
して頂きました。
この作品の蜻蛉は
1996年制作
タイトルは『 勝 虫 』
両サイドの作品は
2006年制作
タイトルが左から
『地のエーテル
'06-12-1』
『地のエーテル
'06-12-2』
であります。
末永く展示して頂ければ、幸いです。
9月15日(日)に
中之条ビエンナーレを
観に行った。
今回は伊参エリアのやませを
観てから四万温泉に行った。
やませでは鉾井喬(ほこいたかし)
さんの作品が良かった。
タイトルは、『存在と痕跡』で
風の力で大きな木の上にその
動きを鉄のニードルの様な
もので、痕跡を残すと言う物だ。
地元の人に説明して頂いたのだが
すごく感銘を受けた。
今日は時間を掛けて観に来た
甲斐があった。
四万温泉に行くと、白い人達
が町の中を行進していて、積膳館
の近くで音楽が流れて、ダンサー
達の踊りが始まっていた。
このパフォーマンスもビエンナーレ
のイヴェントの一つだと言う。
最初は怖かったのだが・・・
だんだん可愛く思えたのは
私達だけではないようであった。
最後にダムの近く日向見公園の中に
セミのオブジェがあった。
折角だから、リンちゃんと
バニーさんの記念撮影を
したが・・・。
バニーさんが白い人と
記念写真を撮りたかった
と言っていた。
気付かなくてごめんね!
今日、桜並木の下に看板を
制作して、区長に許可を
得て、設置した。
最近毎日ゴミの不法投棄
があり、看板を作ることにした。
既に既製の看板が三個あるが、
追加で私は4個設置した。
内二つの看板には毎日
捨てられた、お手拭きの
紙とコーヒーカップの紙
をアクリル板の中に置いた。
そして、その上に
『あなたの捨てた、良心とゴミです』
と、印刷しておいた。
この看板も、かなり制作に時間
が必要で、自分の作品も制作
出来ない日が続いた。
たぶん看板を設置しても
不法投棄は止めないだろう。
しかし・・それでもアクション
を起こさないではいられないのだ。
それほどひどい状態なのだ。
その周辺は草刈
もしたし、除草剤もまいて
きれいにしたのだが・・・。
こう言う人も世の中には
残念ながら存在するのだ。
ちなみに、看板2個はスキー板
(古い)を利用して制作した。
9月に入り、
畑に百合の花が咲
始めた。
毎年この時期は百合の花
が咲いて、夏の名残
を感じさせる。
ところで、最近散歩の途中で
よく、不法投棄のごみ
があり、毎日ごみ拾い
をしている。
ちょうど、耕作放棄地
が近くで、遠くから見
えないと思って捨てる
のかもしれない。
特に、空き缶の中にタバコ
を入れて、ご丁寧にもその
缶をつぶして捨てるふとどき
者がいるのには驚く。
これが毎日拾っても
捨てるのだから・・・。
看板も立てたのだが
この人達には効果が
無い。
でも、毎日拾うしかない
・・・。
困ったものだ!!
昨日、中之条ビエンナーレ
に行った。
今回は8月24日から
開催された。
つむじからパスポートを持って
展示を観たが、旧廣盛酒造に展示
されていた穴井さんのビンの作品や
霊山たけやまの三梨さんの
オブジェ、そして伊参集会所
のタニヤさんのコラージュの
作品が印象に残った。
特にタニヤさんの作品には
興味があった。
写真のコラージュなのだが
観ていて興味が尽きない
建物の外にもおちゃわん
が配置されていて、建物
も作品の一部になっていた。
何かテーマがあるようなのだが
・・・しかし、観て楽しいのだ。
色々な発見があり、良く吟味
した配置に写真のコラージュ
があった。
日本、カナダなどの古い
写真が使われていた。
今回一日目の来訪ではあるが、
二年前のビエンナーレと
比べて今回は熱気は
あまり感じられない。
屋外の作品が減って、
外国の作家が増えた。
後、残り2日で展示を
観たいが・・・。
仕事の関係で、何時行
くか検討中である。
リンちゃんとバニーさん
とも相談したい・・・。
まだ暑い夏ですが
朝晩の気温は確実に
下がっています。
冷蔵庫のスイカ
も、まだ残っています。
今年の朝顔は、7月の
長雨で気温が上がらず、あまり
成長できず、葉っぱも大きく
なりません。
ゴーヤは、今年は収穫して
食べたのはあまりありません。
なかなか大きく
実がならないのです。
最近はハリーポッターの
本を読んでいて、今は
『謎のプリンス』の上巻
を読んでいます。
今年じゅうには全部のシリーズ
を読みたいと思っています。
想像力でよくこんな内容が
書けるな・・・と感心します。
昼間、書斎から見える鳥の
餌台のすずめを見ながら読書
をしているのですが・・・。
面白いもので、ついじっと
観察しすぎて、時間が経って
しまいます。最近すずめが
巣箱に入るようになりました。
ただ、餌代が少々高いのが
難点です。
先日秋山さんのコレクションを
観させてもらった。
玉村にあろ、県立女子大の近くの
一般民家で一階から三階まで作品
がずらっと展示されていました。
やはりメインは深井克美の
『オリオン』であり、私が北海道
道立美術館の彼の生誕70年を
観に行けなかった分、感慨
ひとしおでありました。
右の本の写真は前橋の阿久津
画廊さんから頂いた本です。
秋山コレクションの一部
は中之条の植木さんの
コレクションを引き継いでいます。
秋山さんと色々お話をして、
帰りぎわに北海道立美術館で
行われた展示のポスターを
頂きました。
今、それを額に入れて自宅
に展示しています。
秋山さんが、私がポスター
が欲しかったのを覚えて
いて、プレゼントしてくれた
のには驚きました。
秋山さんのコレクションは
一般公開していません。
私が、数年前に阿久津画廊
で、コレクションの一部を
観させて頂いてから
秋山さんを知ることになりました。
この『オリオン』の作品の
持っているパワーはすごい
ものです。
そんな作品を私も制作
したいものです。
それには、命を掛けて
制作するしかありません。