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小説

  • クリストファー・プリースト: 奇術師
    これは、映画化(2006年)されて、小説と合わせて観ると面白い。 タイムマシンをテーマに描いた作品で、読み応えがある。 (★★★★)
  • 小川洋子: 薬指の標本
    彼女の感性が研ぎ澄まされている作品で、フランスで映画化された。彼女の小説の中で一番好きな小説だ。彼女の小説を全部端からから読んでもやはりこの小説が個人的には一番好きだ。 (★★★★★)
  • ジェフリー・フォードの: 『白い果実』
    ジェフリー・フォードの3部作の一つで、未来幻想小説。 『記憶の書』、『緑のベール』と読み進むと作品の全体像が明らかになるが、『緑のベール』では主人公(語る人)が別人になる。 なかなか以外な結末で、彼の探偵小説や主人公が絵描きの 小説もなかなかの読みごたえがあり、他の作家とかなり違い、新鮮な感じを受けた。 (★★★)

作品リスト

  • 眠れるエリニュエス
    最近制作した作品を紹介します。
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カテゴリ「書籍」の記事 Feed

2012年11月17日 (土)

小川洋子の本について

小川洋子の『ことり』を読む。Img_new

この本は、最近の本であるが、

仕事が前橋の紀伊国屋書店

に近かったので購入して、すぐ

読み始めた。

表紙は勝本みつるのオブジェ

が掲載されていて。

なかなか興味がそそられた。

かつて、彼女の作品は毎回

よく東京の銀座まで観に

行ったものだ。

彼女の作品も小品ではある

が購入した。

本の内容は、クレア・キップス
『ある小さなスズメの記録』
 に

近いところがある。

しかし彼女の作品らしく、

ところどころに偏愛的ななにかが

ある。私の評価は・・・ぐらいかな。

2012年10月21日 (日)

井上靖 著 『しろばんば』 を読む

時間がかかったが、最近井上靖のImg_new

しろばんば』を読んだ。

このきっかけは、

映画の『わが母の記』や

この小説を読んで、有名な

しろばんば

はどんな小説なのか、

気になったからだ。

なかなか、読み応えのある小説で・・・

かなり忙しいなかで、ようやく

読み終えることができた。

 文章が淡々としていてすばらしい。

洪作少年の成長を、

自分の少年時代

にだぶらせることができた。

 なかなか良い作品である。

今は少し埋もれた名作であろうが・・・。

昔の、白黒のこの映画を

         今度観てみたいものだ。

2012年9月11日 (火)

本を買う

小川洋子著『とにかく散歩しましょ』、Img_new

KAWADE 道の手帳 『深沢七郎』

前橋のけやきウオーク内の紀伊国屋

で購入した。小川さんの本はすべて

読んでいる?・・・と思う。

今回もつい買ってしまった。

愛犬のラブの話など読んでいて

いろいろな発想力に、

つい引き込まれる。

 深沢七郎の本は楢山節考

や、笛吹川人間滅亡の唄

みちのくの人形たち・・・など

若い頃読んだ本の中では

とんでもなく刺激的で、知れば

知るほど味わい深い人物だ。Img_0001_new

彼を愛して集まって来る人達

の話や、人嫌いであるにも

かかわらず人好きであると言う

矛盾。時々古本屋で彼のまだ

持っていない本があるとつい

手をだしてしまう。

 毒薬のようなそして麻薬

のような人だ。

 この人の本を教えてくれた

大学の先輩は、東北にいる。

あの地震のあと、

どうしているのだろうか・・・。

 

 

2012年9月 8日 (土)

『わが母の記』を読む

『わが母の記』 井上靖著 を読む。Img_new

なかなかの文章で、久々に文学を

読んだ気分を味わえた。

内容は自分の母の介護日記

のようで、ノンフィクションのようだ。

私の母のことが忍ばれて、短い

時間で読んでしまった。

 この映画も観てみたい。

きっと、樹木希林の演技が

見ものなのだろう・・・。

『東京物語』、『銀の匙』、『野菊の墓』

等などの映画や、小説の場面が

ダブってきて、なつかしさや、自分の

母の介護の体験も思い出されて・・・

切なさの中に味わい

のある文章に感銘を受けた。

2012年8月14日 (火)

小川洋子の作品を読む

小川洋子の作品『最果てアーケード』

を読む。Cimg0746

これは、漫画の原作のようで、

後日調べたら色々と面白かった。

作品の内容は昔の商店街の

物語で、そこで売られている

商品のことや、店主の物語を

描いている。

その中でも、

遺髪レース(遺髪で編んだレース)

の物語はこの中でも一番面白いし、

よく考えている。

に対する偏愛がよく出ている。

小川洋子の独特な文章で、良くできて

いる。やはりそこには《死》のイメージ

が貫かれて描かれている。

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